ヒトパピローマウイルスと子宮頸がん

HPVの感染で子宮頸がんになる?

さまざまな実験結果から子宮頸がんの組織の中に、ヒトパピローマウイルス(HPV)という遺伝子が見つかったことから、1970年代後半からHPVと子宮頸がんの関係が研究されるようになりました。その結果、子宮頸がんの組織の中には特定のヒトパピローマウイルスが(HPV)多く存在しているということがわかり、ますますHPVと子宮頸がんの関連性の研究が進められました。

 

もともとヒトパピローマウイルス(HPV)は約8割の女性が一生のうちに一度は感染すると言われるほど、一般的なウイルスで、通常は感染しても何の症状も出ないものです。しかし、このヒトパピローマウイルス(HPV)にもたくさんの種類があって、その中の高リスク型HPVと呼ばれるものが子宮頸がんを引き起こすウイルスです。

 

ヒトパピローマウイルス(HPV)は性交渉で感染するウイルスですが、HPVに感染してもほとんどのHPVは子宮頚部の表面についただけで、新陳代謝や免疫によって体外に排出されるため、子宮頸がんになるとは限りません。感染した部分に傷があったり、免疫力が低下していたりした場合、HPVが体内に深く侵入してしまい、細胞をガン化させることになります。このように、HPVと子宮頸がんは奥の深い関係にあると言えます。


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